メキシカンピンギ栽培においての肝・メキシカンピンギの生命線とも言える葉挿しについてです。
メキシカンピンギの葉をちぎって株元に並べておけば良いのですが、それだけだとつまらないので少し長く書いていきます。
〜用意するもの〜
ピンセット DAISOなどの物でOK
綿棒 二本 ピンセットの先に綿棒の綿を巻くために使います。
葉挿しはメキシカンピンギのタイプによって多少異なります。
以下、自分の造語が満載です。
〜葉のタイプ〜(葉挿しの視点で分けています。一般的では無いと思うので注意です。)
〇〇系・・・こんな呼び方は一般的ではないと思うので注意です。
P.moranensis系 P.moranensis・P.emarginataなど
葉が薄く平べったい感じで芯がしっかりあるのが特徴です。夏の葉も冬の葉も年中葉挿しできます。
P.Kondoi系 P.Kondoi・P.rotundiflora・P.gracilisなど
P.moranensis系と比較して芯の部分がやや繊細で葉挿しする時にバラけやすい感じがあります。基本的に年中葉挿しができます。P.rotudifloraは冬の葉が細かいので葉挿しするときは一株バラバラにします。
P.esseriana系 P.esseriana・P.debbertianaなど
P.kondoi系よりも芯が繊細で・・・・・・ほぼ芯がないので葉挿ししようとするとバラバラになります。こちらも年中葉挿しができます。葉挿しする時は欲張らないで2〜3枚を取るイメージで。または植え替えのタイミングで取れた葉を葉挿しに使うと良いかもしれません。
P.gypsicola系 P.gypsicola
夏の葉が繊細で葉挿しをする気になりません。冬の葉を使いましょう。
P.moctezmae系
年中葉挿しができますが、葉挿しを置くスペースが取りにくいのが難点です。ミズゴケ植えにすると株元からニョキニョキ生えてきやすいので葉挿しよりもそちらで増やすのもありですね。
P.交配種系
基本は葉の形状をみて葉挿しができるか判断しましょう。殆どの交配種は年中葉挿しできると思います。
〜葉挿しする時のポイント〜
1 ピンセットは使わない?
だいたいはピンセットでつまんだ部分に傷が付き、そこから菌が入って痛みやすいです。もし使うならピンセットに綿を巻いて使いましょう。それか力加減で解決できる人はピンセットをそのまま使って大丈夫です。
2 葉の付け根が残るように葉を外しましょう
葉の付け根から芽が出るので、葉を切るのではなく斜め下方向に引っ張って葉を外す感じで。
3 用土の上に置くだけ
葉の付け根を用土に刺すのはやめましょう
以上が葉挿しについてです。だいたいの種類で葉挿しが年中できる感じです。不調な状態になる前に葉挿しをして常に株をストックしていきましょう。葉挿しした後の管理はやや遮光した・密閉ではない・空中湿度がそれなりにある環境に置くと良いかなと思います。抽象的ですみません。
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