生きた水苔(通称 生水苔)の栽培について書いていきます。
⚠注意まず初めに生水苔を屋内で栽培するのはコストパフォーマンスがかなり悪いです。趣味の範囲でやりましょう。
他の植物のついでに育ちました!くらいが良いです。屋外ならかかるのは水道代と手間であとは太陽が育ててくれますが、屋内で生水苔だけを育てようとすると電気代と水道代と手間がかかります。
ということを踏まえて
水苔を屋内で育てるポイントは5点ありまして
1. 強めのLEDライト
2. 腰水(乾かさない)
3. 乾燥ミズゴケを用土に使う
4. ケース栽培
1について 生水苔はチャチな照明では育ちません。栽培面積で縦30cm×横30cmあたり消費電力10W以上(〇〇W相当ではなく消費電力で計算してください)が良いです。
ルクスで例えると白色LEDなら植物体から15cm〜20cmくらい離して15000ルクスくらいあればちょうど良いと思います。ルクスメーターとか無いよという人は最初に書いた条件の照明を使うと良いと思います。
ルクスの値と光合成に必要な光の条件は違うよという話しもあるのであくまで目安で考えていただけるとありがたいです。
わかりやすい目安として自分は消費電力とルクスで判断しております。植物育成ライトでおなじみの赤青灯だともう少し少ない消費電力で良いかもしれませんが、植物がどんな状況かパッと見でわかりにくいので白色LEDをオススメします。
数年前は投光器の20Wくらいのものが2000円くらいで売っていて初期投資のコスパが良かったですが、ここ最近は植物育成用LEDライトも良いものが出てきた印象です。色々な環境で手軽に栽培できそうですね。
2について 乾かさないようにしましょう。後述する用土のところでもふれますが、腰水の深さは用土の半分から三分の一が良いです。生水苔に触れるくらい深くすると生水苔が腐りやすくなります。
3について 乾燥ミズゴケを用土に使うと書きましたが、無調整ピートモスでも大丈夫かと思います。できるだけ用土の湿潤から生水苔に水分がいくようにします。
4について 生水苔は群生することで湿潤を保ち、お互いに支え合うことで上に伸びることができます。ケースの中にポリポットを置き、ポリポットの側面を壁代わりにして上に伸びてもらいポットから伸びてきた生水苔それぞれが支えになったうえでケース壁面も支えになってもらうのがケース栽培のメリットです。
殖やし方 4の文中でも出てきたポットから伸びてきた生水苔の先端をカットします。カットした生水苔の頭を乾燥ミズゴケを敷いた別のポリポットに移します。
頭をカットした生水苔はポットの中に詰めるように横に倒すと小さい生水苔がそのうちまた生えてきます。そうすることで生水苔の密度を増やすことができるのと1ケースほど育てる生水苔を増やすことができます。
もうすこし簡単な方法はこちら
これでいい!生水苔の増やし方 pic.twitter.com/8sTY4GL6Q6
— ピンギ好きなぷぅ (@verandaPings) June 18, 2024
以上が生水苔栽培についてでした。
12/27 1についての部分を加筆修正しました。
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