アヤトビムシの飼育と繁殖についてのメモ

この記事は約4分で読めます。

はじめに

今回は番外編です。記事の内容は食虫植物と微妙に方向性が違います。

虫の話題なので苦手な方の閲覧はおすすめしません。

今年2025年の2月後半にヤフオクでアヤトビムシを入手しまして、現在まで無事に増やす事ができているので備忘録も兼ねて記事にしています。

経緯として

2年前にもトビムシの飼育を行なっていたのですが飼育の全体像やポイントが掴めずに終わってしまった悔しさからのリベンジ・飼育容器やトビムシの餌が余ってしまい捨てるのもったいないなぁという気持ちもありその他思惑もありと動機がいくつも出てきたので再チャレンジしています。

飼育のためのアイテム

容量3Lくらいのタッパー2個

容量1Lくらいのタッパー4個

活性炭 細粒(底床)

トビムシフード

ドライイースト

竹炭

生体

アヤトビムシ約500匹

でスタートしました。

飼育の流れ

準備編

底床をタッパーの3分の1くらいを目安にいれて程よく用土全体に湿り気があるくらい水をいれます。水をいれて10分ほど待つと用土全体が水を吸った状態になるかと思います。その時に容器の底に水が溜まっているとよくないです。

トビムシを容量1Lタッパー2個それぞれに半分ずつ入れます。

準備編でのポイント

底床の湿り具合はビチャビチャにしないことが大切です。容器の底に水が溜まる状態はよくないです。トビムシが溺死する原因になります。トビムシは微細な毛があるので溺れないとの意見もありますが、長時間水面にいると溺れます。密閉容器での飼育という都合上、用土をビチョビチョにした後で水分を調整するのは手間がかかるので準備の段階で調整しましょう。水は用土の2/3くらいの量をいれることを意識しましょう。

底床(用土)について

底床は活性炭を使っていますが、絶対に必要ではなくDAISOに売っている赤玉土や軽い土(ココピート)でも問題なく飼育・繁殖できます。用土は細かいものよりも用土同士に隙間があるほうが容器の容量を活用して3次元的にトビムシが繁殖してくれます。用土の粒を揃える必要はあまりなく多少は微塵に近いものと粒が荒いものの混合のほうが大人のトビムシと子どものトビムシがそれぞれにあった隙間に棲み分け?してくれる気がします。トビムシが最大限活用できる表面積を目指すなら園芸用品店の小粒の赤玉土がサイズとしては良さそうな気がします。

トビムシを飼育容器に投入するときのポイント

ます、トビムシは間接交尾をするらしいです。オスが精子を地面に置いてメスがそれを回収して卵を生む感じ。そのため飼育面積に対して個体の密度が低すぎると繁殖機会が少なくなりやすい。また、飼育面積に対して個体の密度があまりに高すぎると繁殖が減るらしい。ロジスティック曲線とアリー効果的なやつ?

観察しているとアリやダンゴムシ・ワラジムシと似た印象でアリの如く個体同士がぶつかることがない(ルートでもあるように微妙に追従したり軌跡を辿っているような動きをする)ダンゴムシ・ワラジムシのように密集する性質がある様子なのでフェロモンのようなものでも出しているのでしょうか? 

餌やり編

トビムシフードやドライイーストを振りかけましょう。結果として一日で食べきる量が良さそうですが、3日に一回くらいの餌やりができると良いと思います。

魚の餌は底床の水分量によっては一日で腐敗する印象なので安全を考えると、トビムシフードやドライイーストをおすすめします。トビムシの種類によって、乾燥した餌をかじって食べられる口をしているものと、水分に含まれる有機物(餌)を濾し取って食べる口をしているものに分かれるようなので増殖ペースや動きなどを観察しながら見極めましょう。

餌やり編のポイント

トビムシは雑食性みたいですが、ヤフオクやペットショップで市販されているものは菌類が好きな印象です。菌に分解されかけたものも好みなよう。しかしカメのエサもかじるので何が好みなのかは本当はよくわからないです。餌はパウダー状のものを用土の表面に振りかけるほうがよさそうです。振りかける量は

容器のトビムシの個体数によって正解は変わるので見極めていきましょう。

日常管理編

日常の管理は餌やりと時々容器の壁面の水滴を拭く作業・乾燥している様子なら少量の水を足すくらいでしょうか。他に重要なこととしては容器内のトビムシが密になってきたら用土とトビムシを半分くらい新しい容器に分けていく作業が必要です。

日常管理編ポイント

トビムシを新しい容器に分けるときに便利なのがDAISOでも売っている茶こしです。赤玉土を使っているなら簡単に用土とトビムシを分離できますよ。分離の際に一定数が潰れたりするのがデメリットです。飼育環境準備のタイミングであらかじめ竹炭(板状のもの)をシェルターとしてセットしておくと炭に集まっているトビムシを簡単に分離できます。こちらの方法はどうしても数が取れないのがデメリットです。

最後に

以上の流れで飼育増殖をしていくと順調なら二ヶ月くらいで飼育容器が2倍〜3倍くらいに増えます。

全滅リスクを減らすために飼育容器を分散させていると安心ですね。小型の両生類やらの飼育のための活餌としての繁殖を目指すなら導入する二ヶ月前くらいから準備していくと増殖数と消費数が安定するのかなと思います。備忘録を兼ねた記事でしたがどなたかの参考に慣れたら嬉しいです。

このサイトの管理者
この記事を書いた人

メキシカンピンギが好きで育てています。
食虫植物栽培歴は8年ほど
楽しく園芸できると良いですよね〜
サイトの更新は毎週水曜or金曜に予定しています。

ピンギ好きなぷぅをフォローする
その他
PR
ピンギ好きなぷぅをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました