今回は主観を軸に書いています。
久しぶりに浜田山集会に参加しました。
今回は自分は珍しく開場の時間より早く着いたので、エレベーターホールで談笑する田辺会長たちに挨拶をした後に訳知り顔で話しを聞きながらいつも通りな雰囲気の皆さんを見て浜田山集会久しぶりだなぁ〜なんてのんきに考えていました。
何故か開場から時間が経つ毎に、人が入って来る毎にピリッとした空気が場内に漂い始めたのです。いつもの?のんびりした空気ではなく若干ギラついた空気が・・・・・・年始のサンシャイン即売会を彷彿とさせる重圧を感じました。いったい何があったのでしょうか?
13時の時点でほとんどの席が埋まり集会の常連さんたちは既に会場入り・・・・・・みなさん真剣な表情。いや表面上は皆さん穏やかに挨拶されていたりしますが纏っている雰囲気が違う?半年ぶりくらいの参加だったので気のせいかな?自分のコミュ障フィルターが分厚くなっちゃいましたかねとその時は思うことにしたんです。私、現実逃避してたんですね。
そう、今回は自生地報告ということで長谷部先生という方が講演してくださる予定になっていました。もしかしなくてもそれが原因でしょうか?凄いとしか言いようのない方ですが遠い世界の人という感じで、関わるようなことがない人だよなぁと思ったまま、現実感がないままで今回の集会に参加していました。自生地報告は盛り上がるよなぁ
やはりプログラムの開始時間が迫るほど場内は緊張感に包まれていきます。息苦しくなる場内。展示品や分譲品の机に植物が置かれていく光景はいつもの集会ですが、はて、普段よりも物量が……レベルが高い。即売会の後でも皆さん持ってくるなぁ凄いなぁ!なんてまだ現実逃避をしていました。
現実逃避をしたままで集会に参加しました。と感想文で記事を終わらせたいのですが、講演内容は来た人のお楽しみということで割愛……しようと思っていましたが、内容が愛好家大興奮なものだったのでこのテンションのまま続けて書きます。
今回の目玉は基礎生物学研究所の長谷部光泰先生の自生地報告(ギアナ高地)でした。すごい人が来るということとギアナ高地というロマンあふれる自生地の話を聞けるというテンションが上がる組み合わせなのですが、それだけで終わることはありませんでした。講演のはじめに世間話をする調子で長谷部先生先生が大きな爆弾を落としていきました。
食虫植物についての学術書を出版される予定とのことでした。
講演中だったため皆さん無言でしたが、心の中では爆発・絶叫していたことでしょう。長谷部先生が「ここにいらっしゃる方しか買わないでしょう?」と言った時は笑いの渦に包まれていましたが、皆さん目がギラついていたはず。
科学的根拠が詰まった本が日本語で!日本語で!日本語で!自分たちが趣味にしている植物が学術的に詳しく書かれている本が日本語で出版されるんですよ!これはすごい!門外漢なので詳しくわかりませんが、分化と分類と形態について講演では話しをされていました。講演ではごく一部の解説(それですらボリューミィ)で終わってしまいましたので、出版物に対する期待が爆上がりです。
新年そうそう過激なものからスタートした浜田山集会ですが。今年は国際会議も日本で開催されるので食虫植物界隈は激動の一年になるのではないかなと思います。
展示品の紹介
本当は色々豪華な展示だったのですが……すみません。
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