食虫植物を栽培されている方にとって空中湿度は重要な指標の一つだと思います。
今回は湿度は大切だけれどもそもそも湿度って何よ?という話しをします。だいたいがネット知識で検索かければ分かる内容なので浅いです。単語の解説程度にみてくださるとありがたいです。
湿度ってなんでしょう?
空気にどれだけ気化した水(水蒸気)が含まれているかを表したものだそうです。
次は飽和水蒸気量・相対湿度・絶対湿度について説明します。
飽和水蒸気量
1㎥の空間の空気が含むことができる最大の水蒸気量です。 単位はg/㎥で表されます。空気の温度によって増減します。気温が高いと増加し、気温が低いと低下します。ここ大事
相対湿度
%で表示されるやつですね。湿度計で使われているもので馴染み深いです。飽和水蒸気量に対してどれくらい水蒸気があるかを%で表したものです。
絶対湿度
こちらは1㎥の空間の空気に含まれている水蒸気の量で単位は g/㎥で表されます。
例として
気温30℃と気温15℃それぞれの相対湿度50%では飽和水蒸気量が異なります。
なので空気に含まれている水蒸気の量(絶対湿度)は
①気温30℃のときの飽和水蒸気量30.3g/㎥ 相対湿度50%なので 15.15g/㎥
②気温15℃のときの飽和水蒸気量12.8g/㎥ 相対湿度50%なので 6.4g/㎥
となります。数値が違ったらごめんなさい。
理科とかで習ったはずですが数字で見ると印象が違いますね。
相対湿度(%)で見ると涼しい環境のほうが加湿器の出力は少ない方が良い?ニュースでよく聞く冬の空気が乾燥しているって湿度計で見る(%)よりも絶対湿度のことを指して言っている?ということでしょうか
①は1㎥あたり残り15gくらいの水が水蒸気になることができます。
②は1㎥あたり残り6gくらいの水が水蒸気になることができます。
これを飽差(HD)と読んでいるそうです。(HPDの場合は単位がkpaとなり微妙に数値が変わります)
飽差(HD)
飽和水蒸気量と絶対湿度の差です。植物に関係している部分として飽差がありすぎると植物は気孔を閉じてしまいます。
飽差が3〜6g/㎥ ほどが良いとされているようです。(農作物の場合)
ネットで調べると飽差が大事!と出ていますが 気温〇〇の時 湿度◇◇だと良いというのを 飽差 〇〇g/㎥ という数値だとわかりやすいよね!と言っているようです
なので 最低限 気温と湿度の関係は押さえておくと良いのかもしれません。
最近は温湿度計もスマートデバイス化していて SwitchBotから防水の気温湿度計が出ており自分も使用しています。
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書き終わりに
食虫植物に関しては一般的な植物よりも湿度が必要な種が多いと思うので一般論のとおりにいかないでしょう。種ごとの具体的な数値の範囲がわかると面白そうな気がします。
いかがでしたか?
今回は湿度について書きましたがなんだか堅苦しいですね。今回は言葉の解説でしたが、ここから栽培にどのように活かすかを自分も考えていきたいなと思います。
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