状態の悪いメキシカンピンギ1

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綺麗な写真をバンバン撮って投稿したいのですが、直近で綺麗な育ち方したメキシカンピンギが無いので、状態の悪いピンギがどういった姿になるか?みたいな投稿をしていきます。

状態の悪いメキシカンピンギ2ではメキシカンピンギが溶けるについて書いています。

自分の栽培環境で起きたことから推論・解釈した持論なため客観的根拠が薄い点にご注意ください。

メキシカンピンギを育てて数年になり、かなりの数を枯らしてきました。メキシカンピンギ(以下メキピン)が弱っていく原因について自分なりに思ったことを書いていければと思います。

メキピンの調子が悪そうだなと感じた時

  1. 葉が先端から枯れてくる
  2. 粘液が出ていない
  3. 葉に赤い?斑点ができた
  4. 新しい葉の展開と古い葉の枯れるスピードが同じ
  5. 枯れた葉がすぐカビてしまっている
  6. 葉が萎まずに急に枯れる。
  7. 葉が黄色になる
  8. 育ててるうちに全体が小さくなった
  9. 冬でもないのに葉が小さくなってきた
  10. 根元から腐った

1.葉が先端から枯れてくる

展開直後の葉に起こるとしたら問題があるかもしれません。

展開直後の葉がすぐに枯れるのはだいたいが急激で異常な乾燥が起こった場合・害虫が関係している場合もあるかもしれませんが、急な温度変化や急に強い日照を浴びる等急激な環境変化で起こります。

ちなみに古い葉が先端から徐々に枯れてくるのは正常です。

2.粘液が出ていない

ドロセラ類と同じで粘液が出てるか出ていないかが健康のバロメーターとなっています。ドロセラ類と同じく空中湿度が低い場合や根が水を吸えていない場合に起こります。

用土がカラカラな場合は水やりをしてみてください。それで変化がない場合は更に空中湿度が高い環境に1〜2日程置いてください。それでも粘液が出なければ、たいがい根が傷んでいます。

茶色く根が傷んでると思います。そのままにしても回復しないので植え替えしましょう。その時は傷んだ根(枯れた根)が新しく生える根の発根の邪魔をする場合があるのでピンセット等で取り除きます。

植え替えについてはこちらの記事で。よっぽど栽培が難しい種類でなければ植え替え後3日〜4日で発根してきます。

植え替えの後は空中湿度が高い環境で管理してみましょう。

3.葉に赤い?斑点ができた

根が細菌に侵されています。用土から引き抜いてみると葉と同じように根の何本かが赤く傷んでいるので、傷んだ根を取り除きましょう。

あわせて用土も傷んでいる可能性もあるので植え替えもします。よっぽど栽培が難しい種類でなければすぐ発根します。

体感として葉が薄いモラネンシス系で起こりやすいです。

4.新しい葉の展開と古い葉の枯れるスピードが同じ

その種類と栽培環境が合っていない場合があります。メキピンは葉がロゼット展開していき、上から見たときのシルエットとして丸になります。

丸になっていない時はメキピンの健康状態が悪いと見て良いでしょう。湿度が不足しているか・昼間と夜間の温度差が足りない・光が強すぎる等が考えられます。

5.枯れた葉がすぐカビてしまっている

原因はわかりませんが、通常の枯れの場合は葉に栄養が残らない(少ない)ためかカビることは稀です。通常の枯れ方ではないです。

6.葉が萎まずに急に枯れる。

萎びれる前に葉が溶けるような感じで褐色になっていきます。

葉を傷つけたためなのか細菌が入って溶けてしまうのではと思います。出来れば気づいた段階で取り除きましょう。そのまま放っておくと隣の葉に移ったりします。

7.葉が黄色になる

光の当たりすぎかと考えていましたが、微量養素や窒素不足なのでは?という話もあります。

ドロセラなども弱っていると黄色に近い発色になることがあるのでどちらにしても弱っていることに変わりありませんね。

8.育ててるうちに全体が小さくなった

だいたいのメキピンは高い山に生えているので昼夜に温度差があり、人が住む低地で育てると光合成収支が合わなくなるのかもしれません。

メキピン全般がそうなのかはわかりませんがCAM型光合成だとすると効率も悪いかもしれません。4と併せて起きることが多いです。

気温が合わない、空中湿度不足、光量が多い・少ない、等の環境面があっていない場合があると思います。自分だとLEDが強すぎる場合に多いかな?と感じています。

植え替えせずに1年〜2年経つと起こることもあるので栄養不足な場合もあるかもしれません。定期的な植え替えをするのも良いですね。

9.冬でもないのに葉が小さくなってきた

4と8に関連しています。栽培環境を整えてみましょう。けっこうな割合で根が枯れていたりするのでそういった場合は傷んだ根を除去しておきましょう。

10.根元から腐った

軟腐病的なやつで、だいたいが手遅れな状況です。葉挿しをしようにも根元(芯の部分〜葉の付け根)がブヨブヨとして芽が出ることに期待できません。

メキピンでは大きな環境変化(特に涼しい環境からいきなり暑い環境)に移ると起きやすいです。

昼夜に風通し良く日中25℃前後で夜間は18℃前後という最高な環境から昼夜に無風で日中36℃で夜間28℃みたいな環境におくとよく起こります。

コンクリートジャングルな地域の方はメキピンの夏場の導入に気をつけて下さい。涼しげな地域で栽培されていた個体を買う時は11月など涼しくなってから購入されるのが良いかもしれません。

最後に

とりあえず気合入れて書こうと思いましたがあまり書けないですねぇ そのうち加筆修正していこうと思います。メキシカンピンギの溶ける現象についてはこちらを参考にしていただければと思います。この記事の2・3・6・10に関連しています。

12/28全体的に加筆修正しました。

2023/1/18 状態の悪いメキシカンピンギ2へのリンクを貼りました。

2023/8/21 ほんの少し加筆しました。

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