〜 最初に 〜
ムダに長いので読むのが面倒な方は 〜最後に〜 を見ていただくと良いかなと思います
植物の栽培で気をつけなければならないケアとして水やりがあります。腰水にしていようが時間が経てば水切れを起こして植物は枯れます。数日ならともかく数週間〜数ヶ月と時間が経てば生き残る植物はほとんどいないでしょう。自分はよくやらかします。よく枯らします。そんなやらかしを多くしますが、植物が全滅という事にはならずに心が折れないギリギリで持ちこたえることができています。今回はギリギリ持ちこたえる小技を紹介していきます。植物全般というよりは主に食虫植物(ドロセラ・ピンギなど)が対象です。
いつも健康でやる気に満ち溢れて植物へのケアを怠らないといった方は実は多くありません。へこたれずに取り組んでいきましょう。
〜 言い訳 〜
まず、人によって意見は異なると思いますが、今回は自分の経験から話しをさせてもらいます。小技とか言っていますが特殊なことはしません。どの食虫植物でもOKというものではありません。あくまで栽培している食虫植物がすべて枯れるということを防ぐためのものです。基本は屋内での維持となります。
〜 実際の取り組み 〜
実際の方法として
1ほぼ密閉管理 2最低限(ギリギリ)の光 3腰水管理
これらを少し時間をかけて組み合わせて余剰株を管理します。以下で少し補足します。
第一段階〜第三段階と分けて考えていきます。
第一段階
ほぼ密閉管理
管理の基本です。
衣装ケースなど蓋がついているもので管理しますが、管理の初期は少しだけ蓋を開けておきます。バックルを蓋に噛ますなどで調整しましょう。空中湿度が高い状態での管理が好ましいドロセラやらピンギやらヘリアンフォラやらセファロなど色々対応できますね。このタイミングでは通常の管理とほとんど変わらないと思います。この段階で浅い腰水管理をしていれば1週間〜2週間くらい床にふせっていても大丈夫。
第一段階の光量
LEDでの光の管理を推奨します。
面積として横幅30cm×奥行き30cmあたりに対して最大で10wくらいの白色光の光源があると良いでしょうか。光源は植物から20cmくらいの高さがあると光が強すぎないと思われます。都度調整ですね。
第二段階
一ヶ月〜三ヶ月くらい管理していると植物も慣れてきます。人の方も完全な密閉管理に移しても問題ないような種類が掴めてくると思います。ここで完全密閉で管理できそうな植物を選別します。丁寧にやるなら密閉管理の選定基準として これから3ヶ月後くらいに夏が来るのか冬が来るのかで基準が変わるかと思います。植物の動きが鈍くなるのか活発になるのか確認してください。エアコンが使えるならば問題は少ないかと思います。選別をして密閉管理ができれば1ヶ月〜2ヶ月くらいは植物のケアができない状況になってもなんとか植物が耐えてくれる可能性が高いと思います。栽培場から植物が根絶やしになることはなんとか回避できるでしょう。
第二段階の光量
第一段階だと通気が最低限必要な光量を想定しているかな?と思われると思います。第二段階では第一段階よりも5割〜7割くらいの光に抑えていけると問題は少ないかなと思います。
第三段階
密閉管理だと植物としては辛い状況なので 第一段階に戻したりして第一段階と第二段階を繰り返します。人は密閉での管理に慣れて来るかなと思います。
〜 最後に 〜
長く書きましたが、密閉栽培をするとギリギリ植物を根絶やしにすることはないよねという内容です。
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