はじめに
今回はBCPというチェコの業者から食虫植物を購入したので順化(自分の栽培環境に慣らす)について書いていこうと思います。今回は最初の対応について書いていきたいと思います。
実際は何をするの?(今回はBCPという業者からの購入の場合)
ピンギ・ダーリングトニア・ヘリアンフォラ・ネペンテス・ディオネアなどを対象に書いています。
事前準備をします
用意するもの 園芸ラベル・鉢+ポリポット・用土
植物が届く前に注文した植物の名前を記入済みの園芸ラベルを用意します。鉢も必要な個数を用意(新しいものを)します。ポリポットも念の為用意しておくと良いでしょう。用土も用意しておきます。
事前準備さえできれば輸入の対応の8割くらい完了です。事前準備ができていないとその後の管理に支障が出てきます。
水が足りないから水につける
用意するもの ジップロック 水道水 など
長期間輸送された植物は水分不足になっています。水につけましょう。
ジップロックに植物を入れて水道水を入れます。
(一部メキシカンピンギは水につけるのはよろしくないです。霧吹きで様子を見ましょう)
だいたいの食虫植物は高湿度に耐性があるので一晩くらいつけても大丈夫です。
数時間くらい水につけているうちに植え付けの準備を進めていきましょう!
ここでのポイントはカビた株は処分します。それと植物の見分けがつかなくなると困るのでバケツに植物を全部放り込むなどはしないで、ジップロックなどに小分けにして植物とラベルを一緒に入れて植物の名前がわかるようにしましょう。水は特殊なものは使わずに水道水で大丈夫です。
鉢に植え付け
用意するもの 植え付ける鉢 記入済みのラベル 霧吹き 濡らした用土 水を薄くはった衣装ケースなど
できるだけ素早く植え付けしたいですね。そのため準備を事前にしておきましょう。※1
混乱しないようにラベルは事前に記入したものを用意しておきます。植え付ける用土は水で濡らして根が乾燥しないようにしましょう。※2 鉢に植え付けたら浅い腰水になるように水を張った衣装ケース内に収容します。
収容するものは衣装ケースなど高湿度が保てるものなら何でも良いと思います。現在育てている植物と隔離し易いので私は衣装ケースをおすすめします。※3
注意
※1用意するものを作業スペースに確保したうえで作業を行なってください。準備が大事です。
※2植え付け作業はすばやく行いましょう。根の乾燥・草体の乾燥はないほうが良いので霧吹きなどを使いましょう。用土は乾燥したものではなくある程度湿っているものを使ってください。
※3高湿度環境を用意する・できるだけ現在育てている植物と隔離することで輸入した植物を害虫やらなにやらから保護するため。逆も然り(輸入の場合は原則害虫の持ち込みはないはずですが)一時的な隔離は新規で購入した植物に対して行なうとよいですね
ここまでが海外から食虫植物を輸入した場合の最初の対応方法かなと思います。(すべての食虫植物に適応できるわけではありません。一番は植物の様子を見ながら対処するのが良いです)
できれば高湿度を維持
順化する環境としてまずは 極力高湿度を維持します。一応、通気も考えてください。
腰水管理でこのまま維持するかは植物の種類に応じて変えていきましょう。こまめに水やりの管理ができるなら腰水はなくても大丈夫かとも思います。
疲れてきたので今回はここまでにしたいと思います。
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