食虫植物の腰水について〜補足2〜

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腰水管理についての補足1では腰水管理するときの注意点(塩類集積)について改めて記事にしました。この記事では水道水について・水苔について浄水器についてちょっとボリューミィに書いていこうと思います。

腰水管理についてさらっと解説しているのがこちら

その補足と発展(塩類集積)についてがこちら

水道水と浄水器導入

生活に欠かせない水道水。植物の水やりも大体の人が水道水を使っていると思います。特に気にしなくても問題ないのが水道水ですが……自分もあまり気にせず使っていました。栽培も普通にできていたのでこだわりもなかったんです。水道水について調べていてアクアリウム趣味系の情報も併せて調べていくうちにやたらと水道水についてアレコレ気を使うような情報が多いなと思ったのが運の尽きでした。購買意欲を刺激する情報に触れていく間にしっかり教育され……水にもこだわるべき!とか考えてしまったんですね。結果として浄水器を導入していました。ブログネタ集めてるとしょうもない事を考えてしまいますね。

そもそも、なんで水道水について調べていたかといえば生きた水苔が育たないという話しを食虫植物の集会やSNSでお世話になっている方から伺いまして……何でかな?と思ったのがきっかけでした。生きた水苔が育たない理由として水道水の硬度が原因ではないかと言う話しがあったので検証できればとか思って調べてたんですね。

調べるまで知らなかった!地域によって水質が異なる!

水道水について調べる上で小難しいことは調べたくもなかったので大衆向けに情報が簡略化されているであろうアクアリウム界隈から情報収集しました。水苔についても同時に調べつつ情報を漁っていましたら生きた水苔についての文献で硬度が高いと生育に障害が出るという情報と地域によって水道水の硬度が異なるという情報が出てきました。関東は硬度が比較的高い傾向にあるようです。

硬度という言葉が出てきましたが詳しくは調べていただけるとありがたいです。大雑把に説明するとカルシウムとマグネシウムがどれだけ水に溶けているか(イオン化しているか)の指標です。硬度が高いと水草が育たないとアクアリウム界隈では言われているようですね。

硬度の他にもEC値とかTDS値とかあるようです。

アクアリウム系のサイトで解説されているのでそちらを参照していただくとありがたいです。

そんなわけで

水道水の硬度が高い地域がある・水苔は硬度が高いと生育に障害が出る

という情報から浄水器の導入が鍵かな?という考えになりまして(実際にイオン交換フィルターというものを導入した方は水苔栽培が楽になったと仰っていました)

しかし問題がありまして、自分のところでは基本的に普通に水道水で水苔を育てても乾燥させない限り枯死しないんですよね。

硬度を意図的に上げないと実験をしようにも比較できない。硬度上げるの手間だしなぁと

思いながらアクアリウムの浄水器のパーツを導入

水苔の生育は問題ないし、必要に迫られての浄水器の導入ではないのでどのような効果があるかはプラセボな感じです。

なんとなく室内の栽培設備がガチになったように見えるかもしれません。

水苔について

ただ、そもそも水苔は蒸散によって水を吸い上げているのではなく毛細管現象で水分が供給されています。毛細管現象で勝手に水分が上がってクチクラ層がないので勝手に水が蒸発する。紙式の加湿器みたいなものです。水が蒸発する時に水苔の周りに塩類が付着するのでその塩類が水苔の生育を邪魔しているのは明らかです。腰水管理の補足1で書いた塩類集積が水苔の表面で起こっている感じですかね?

主観ですけど、塩類集積ってほぼ乾燥させない密閉栽培にすると起こりにくいんですよね。逆に乾湿の激しい素焼き鉢とかはすぐに白く粉が吹いたりします。ほぼ乾燥させない栽培にすると塩類集積をやや遅くさせる効果があるのかな?逆に乾湿の差を激しくすると水道水の硬度が高い地域は塩類集積が起こりやすいのかもしれません。

浄水器についてはもう少し使用してから具体的なもの書いていきたいです。

そこらへんは実証できてないので今後じっくり試してみたいですね。

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