メキシカンピンギの育て方〜春の管理〜

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皆さんはメキシカンピンギの栽培管理をどうしていますか?

メキシカンピンギを集会や即売会で買ってみたけれど、どのような管理をしたら良いかわからないという方もいるのではないでしょうか?基本的には食虫植物の栽培本に書いてある通りにしたら良いのですが、ネットで情報を集めるのが主流な現代なので・・・・・・若い人はSNSや動画なのかな?

メキシカンピンギの簡単な管理(自己流)を季節ごと(春・夏・秋・冬)に分けて紹介していこうと思います。ベストな育て方ではないことをご承知ください。

先に

葉挿しについては

植え替えについては 

を見ておくと良いかもしれません。

夏の管理については

秋の管理については

メキシカンピンギの栽培

今回は春です。春っていつだよ!と思われるかもしれませんが、冬の葉が出揃ってメキシカンピンギが休眠から目覚めて通常営業な葉(夏の葉)を一枚展開してきたあたりを目安に考えていただけるとありがたいです。一応4〜6月までを想定しています。

メキシカンピンギの管理 屋外 過去の記憶を元に

1 葉挿しをしましょう!

お正月あたりに時間ができて葉挿ししました!という人以外は今の時期が良いです。温度も湿度もちょうど良いのではないでしょうか?冬の葉が何枚か余っていると思うので葉挿しをしてしまいましょう。メキシカンピンギの栽培・維持が得意な方いわく、枯らすよりも多く増殖させていれば絶えないとのこと。この頃に葉挿しを行なうと夏場に親株が枯れても葉挿し苗で維持できる可能性が高くなります。

2 5月前に遮光をしましょう! 

「冬は遮光なしの直射日光に当ててました」という人も5月には遮光しましょう。地域の日照時間によっても変わっていくと思います。自分は白い遮光シートを使っていました。30%くらいは遮光していたと思います。

3 浅い腰水にするか用土の表面が乾いたら水やりをしましょう! 

粘液がデロデロ付くくらいの水分管理ができると良いですね。メキシカンピンギ一株に対して2号〜3号鉢に植える人が多いかな?と考えるとですね。表面が乾いているのがわかる時には既に鉢全体がカラカラに乾いているということも環境によっては十分あります。屋外で風よけしていない環境なら浅い腰水くらいが湿度も多少保てて良いかもしれません。

4 色々と管理が難しいならD.capensisと一緒の環境で育てましょう!

D.capensisが葉焼けしないで粘液ギラギラな環境なら一年を通してメキシカンピンギもよく育ちます。食虫植物の管理の基本?の強すぎない光・ある程度の湿度・浅い腰水でまずは管理してみて、自分の栽培方法を探っていくと良いと思います。

5 栽培が難しいと言われるものは個別対応しても良いかもしれません。

具体的にと言われると困りますが、基本は交配種でも、難しそうな名前だなと思ったものでも購入先から今までの管理の様子を聞いておきましょう。

〜屋外での管理まとめ〜

メキシカンピンギは多肉質で多肉植物寄りの管理になるとも言われていますが、多肉植物より乾燥に強くはないです。屋外で栽培する場合は水切れのリスクが増すのでドロセラと同じ管理のほうが枯れにくいのではと思います。

1増殖をできるだけ行なう

2水切れができるだけ起こらないように管理

3遮光

4迷ったらドロセラのカペンシスを栽培している環境に置いてみよう!

5難しいやつは個別管理推奨

〜メキシカンピンギの管理 屋内〜

屋内栽培の場合は基本的に一年を通して管理は変わらないかなと思います。

1 葉挿しをしましょう! 

屋内でも葉挿しは大切です。

2 できれば空中湿度を高めましょう! 

自分の体感として60%以上が望ましいです。粘液がキラキラしていれば最高です。数値を書きましたが基本は目安です。湿度計がどんな数字でも粘液がキラキラしていればOKくらいの気持ちでいきましょう。 

3 迷ったらD.capensisがよく育つ環境で育ててみましょう!

ドロセラのカペンシスって一年中綺麗に育てるのって難しくないですか?食虫植物をカペンシスから栽培する人も多いですよね。カペンシス先生から栽培の基本を学ぶ人もいるでしょう。カペンシスが弱らない環境ならメキシカンピンギにちょうどよいのではないでしょうか?春の管理では特にカペンシスに寄せて育てるくらいで良いかもしれません。

4 6月になったら室温を気にしましょう! 

LEDを複数稼働させていると室温上昇が起こりやすくなり、気を抜くと一部のメキシカンピンギは弱ったりします。扇風機や窓を開けたりなどで通気を気にしましょう。エアコンを使うのもありでしょう。 

5 栽培が難しいと言われるものは個別対応しても良いかもしれません!

栽培情報がそもそも出てこないよ!というものは脇において、だいたい難しいと言われるのは夏場の温度管理なのではと思います。それ以外の要素で育てるのが難しいものは実際に栽培されている方から聞く・海外の食虫植物フォーラム・facebook・自生地環境とか調べて悩むと自分の力になりますね。

〜屋内まとめ〜

屋内だと用土の水切れも起こりにくいかなと思います。

1葉挿し 

2湿度は高めで

3屋内でドロセラのカペンシスがよく育つならその環境で

4夏が近づいてきたら室温に注意

5難しいやつは個別対応で

〜全体のまとめ〜

メキシカンピンギは他の食虫植物と育て方が異なると言われていますが、南アフリカ系ドロセラ(D.capensisなど)と同じく強すぎない光・ある程度の湿度・浅い腰水という育て方でいけます。栽培本でのP.emarginataP.moctezmaeと同じ管理でだいたいのメキシカンピンギも育てられます。

P.gypsicolaとか冬の葉が冬芽に近い系のメキシカンピンギとか栽培が難しいと言われるやつがありますがそこら辺は各々栽培法を調べていくとより楽しい園芸になるのではないでしょうか。

基本的な育て方は栽培本をみたほうがわかりやすいと思います。 

春は夏場よりも注意することが少ないのと成長開始のタイミングなので観察していて楽しい時期です。栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?

〜夏場に向けた対策として〜 

だいたい5月までに植え替えをしていると思われますが、そのタイミングで屋外栽培される方は夏に向けて砂利系の用土に植え替えるという方法もあります。さらに素焼き鉢などを使ってうまく水分管理すると夏に弱ることなく栽培できるかなと思います。 

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